ホンダの峯川尚専務執行役員は5月15日、タカタ製エアバッグの欠陥問題に関し「原因が分からないので予防的措置として、お客様の安全第一で的確に手を打っていく」と表明した。
同日、都内の本社で開いた新モデルの発表会見で語った。ホンダは14日に国内で約173万台、それを含み世界では約498万台を新たにリコールした。これでエアバッグのリコールはグローバルで約1960万台となった。
今回のリコールは調査回収で不具合につながる可能性が分かったもので、同社は「予防的措置」としている。峯川専務は今後も「先手先手で手を打ちたい。これしかない」と述べ、疑わしき事象には積極的に対処する方針を示した。