欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは5月8日、スペインに42億ユーロ(約5620億円)の大型投資を行うと発表した。
今回の投資は、フォルクスワーゲングループ傘下で、スペインに本拠を置くセアトなどに対して行われるもの。2015年から2019年までの今後5年間に、スペイン国内の工場などに総額42億ユーロを投資。スペイン産業史上、最大規模の投資となる。
フォルクスワーゲングループはスペイン国内において、複数の工場を持つ。フォルクスワーゲンのナバーラ工場をはじめ、セアトのバルセロナ工場などがある。
総額42億ユーロの投資により、これらの工場の生産設備を更新。また、新型車の開発も強化していく。
フォルクスワーゲングループのGarcia Sanz取締役は、「スペインはグループの戦略にとって、重要な国。このプロジェクトが、スペインにおけるグループの施設の将来を保証する」と述べている。