富士スピードウェイは、10月9日から11日に「世界耐久選手権(WEC)第6戦 富士6時間耐久レース」を開催する。
今年で4年目を迎えたWECは、ル・マン24時間を含む世界8か国、全8戦で開催。日本ラウンドとなる富士はシーズン後半の第6戦となる。また、昨年まで開催されていたブラジル(サンパウロ)に代わり、ドイツラウンド(ニュルブルクリンク)が第4戦として初開催される。
年間参加台数は昨年より増加し、総勢35台がエントリー。トップカテゴリーのLMP1クラスには、トヨタ、アウディ、ポルシェに加え日産が参戦し、LMP2クラスやGTE Pro/Amクラスでは、新型車両での参戦や復帰参戦するチームがあり、年を追うごとにバラエティ豊かなラインアップとなっている。
今年より予選方式は25分から20分に短縮。ドライバー2人のベストラップの平均にてスターティンググリッドが競われる。またLMP1クラスでは年間を通して使用可能なエンジン基数制限に加え、全クラスを対象に1レース当たりに使用できるタイヤの本数も制限されるなど、より拮抗したレース展開が予想される。
シリーズ全戦で決勝レースのスタート前には全車がストレート上の片側に整列し、1960年代までル・マン24時間で採用されていた通称「ル・マン式スタート」を彷彿させるスタート進行を実施する。
なお、サポートレースとして、「2015 アジアン・ル・マン・シリーズ 第1戦(9日予選・10日決勝)」と、「アウディ R8 LMS カップ 第5戦」の併催を予定している。
各種観戦チケットは、全国のコンビニエンスストア、プレイガイド、富士スピードウェイ公式サイト内などで8月13日から発売する予定。大会の詳細やチケット販売についての情報は公式ウェブサイトにて順次発表する。