4月29日に閉幕した上海モーターショーで、日産は新型セダン 『ラニア』を初公開した。
ラニアは中国人のデザイナーによってデザインされ、中国の若者向けに発売される中型セダン。「エモーショナル・ジオメトリー」というコンセプトに基づいてデザインされたその外観は、躍動感あふれるボディとシャープなラインで構成されたデザインが活きている。VモーショングリルやキックアップされたCピラー、フローティングルーフ、ブーメラン型ランプなど、日産デザインの特徴も兼ね備える。
IT世代の若者たちに向けて、ラニアの開発ではコネクティビティ(接続性)に重点を置いた。スマートフォン連携の可能なオーディオシステムや、7インチマルチメディアディスプレイスクリーンなど、相互に連動するインフォテインメントテクノロジーを搭載。本システムは中国専用で、中国国内で開発・設計されたもの。
中国の消費者のために一からクルマを作るのは、日産にとって初の試み。発売は今秋を予定している。