三菱自、2016年度の世界販売計画を下方修正

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三菱自動車本社(参考画像)
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三菱自動車工業の相川哲郎社長は4月24日の決算発表会見で、3か年中期計画の最終年度である2016年度の世界販売や収益目標などを見直したと明らかにした。

13年11月に発表していた14年度から16年度にかけての中期計画の改定となる。タイやロシアなど同社が強い地域での市場が低迷しているためで、世界販売は143万台から28万台少ない115万台に下方修正した。主力の東南アジアで当初より12万台少ない27万台に見直した。

一方で連結営業利益の目標については1350億円から1400億円へと増額修正した。売上高営業利益率についても従来の5.2%から6.0%に高めた。為替については個別通貨で見直しはあるものの、全体ではおおむね影響はないという。相川社長は「15年度から電動化とSUVへのシフトを鮮明にする」としたうえで「あえて台数を追わずとも、SUVなどで収益を出せる体質にしたい」と述べた。

《池原照雄》

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