BMWグループのMINIは4月10日、中国で4月20日に開幕する上海モーターショー15において、MINI 『Augmented Vision』(拡張現実メガネ)を初公開すると発表した。この拡張現実メガネは、「グーグルグラス」などと同様、AR(拡張現実)技術を用いたもの。MINIは現在、米国のクアルコム社と拡張現実メガネを共同開発しており、上海モーターショー15では、プロトタイプを披露する。MINIのドライバーが、この拡張現実メガネを装着すると、運転中にメガネの視界を通して、ナビゲーション情報をはじめ、ヘッドアップディプレイのように車速などのデータ表示を読み取ることができる。「メッセージング」機能では、メールを受信したことを、小さなアイコンでメガネに表示。さらに、「X-Rayビュー」機能と称して、死角となりやすいAピラーやドアを、透視して見ることも可能にした。また、メガネの中央部分に、カメラを内蔵。車両を後退させる際、後ろを振り返れば、カメラが捉えた映像を投影して、縁石からの距離を確認することもできる。
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