旭硝子は、鉄道用安全ガラスが3月14日に開業した北陸新幹線E7系・W7系全車両に搭載されたと発表した。
東京~金沢間を運行する北陸新幹線は、今回開通した長野~金沢間に標高が高く地形の険しいエリアがあるため、トンネルが多く設けられており、冬には厳しい気象条件の中を、最高時速260キロの高速で走行する。このため、窓ガラスには、安全性に加えて、高いレベルの遮音性や断熱性など、多くの機能が求められいる。
流線形のデザインを実現しながら運転室の高い視認性を確保する前面ガラス、断熱性と遮音性が高く乗客の安全を守る客室窓用ガラスをはじめ、前面ランプカバー用ガラス、行き先表示板用ガラス、内装ガラスなど、すべてが同社のガラスが採用された。