米国の自動車大手、フォードモーターは3月12日、米国ミズーリ州のカンザスシティ工場において、新型フォード『F-150』の生産を開始した。
F-150は、米国のベストセラー車、フォード『F-シリーズ』の中核車種。新型フォードF-150は2014年1月、デトロイトモーターショー14で発表された。新型のハイライトは、大幅な軽量化。高張力スチール製フレームに、航空機にも採用されるアルミ素材を使った車体を組み合わせることで、先代比で最大およそ320kgもの軽量化を果たす。
新型F-150のパワートレインは、ガソリンエンジン4種類。5.0リットルV型8気筒や3.5リットルV型6気筒などに加えて、「2.7エコブースト」が新登場。先代F-150には、「3.5エコブースト」が用意されていたが、新型ではさらにダウンサイジングを進め、新開発の2.7リットルユニットを設定する。
3月12日、米国ミズーリ州のカンザスシティ工場では、新型フォードF-150の生産を開始。新型は2014年11月、まずは米国ミシガン州のディアボーン工場で量産第一号車がラインオフ。カンザスシティ工場は、新型にとって、2番目の生産拠点となった。
フォード・ジ・アメリカズのジョー・ハインリッチズ社長は、「新型F-150は、期待を超えている。フルサイズトラックの新基準を打ち立てるだろう」と語っている。