インド 新車販売、7%増の28万台…4か月連続で増加 2月

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インド自動車工業会は3月10日、インド国内の2月の新車販売の結果をまとめた。乗用車と商用車を合わせた総販売台数は、28万4008台。前年同月比は7%増と、4か月連続で前年実績を上回った。

メーカー別では、インド市場で3割を超えるトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキが2月、インド国内で10万7892台を販売。前年同月比は8.2%増と、10か月連続で増加した。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A-スター』などが、合計で9万0728台を販売。前年同月比は7.2%増と、10か月連続のプラス。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を2012年4月に投入。2月はセグメント合計で5863台を販売。前年同月比は12.1%増と、3か月連続で増加する。

また、トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)が発表した2月のインド新車販売台数は、1万1802台(輸出を含む)。前年同月比は17%増と、4か月連続で前年実績を上回った。2月実績の1万1802台の内訳は、インド国内販売分が1万3280台で、前年同月比は16%増と、4か月連続で増加。2014年秋、主力車の『エティオス』と『エティオス・リーバ』に初の大幅改良を実施。その効果が持続する。

ホンダのインドにおける四輪車生産販売会社、ホンダカーズインディアリミテッドが公表した2月のインド新車販売台数は、1万6902台。前年同月比は16%増と、プラスを維持する。新型コンパクトカーの『アメイズ』が、7163台とで最量販車に。モデルチェンジを受けたばかりの新型『シティ』が6505台で続く。新型『モビリオ』も1697台と引き続き、良好な立ち上がり。

インドでは2014年5月、モディ新政権が発足。7月末で期限切れを迎えた物品税の減税を、2014年末まで延長した。そのため、2014年12月は駆け込み需要が発生し、12%増。しかし、2015年1月と2月は、伸び率がひと桁台へ鈍化している。

《森脇稔》

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