フランスの自動車大手、シトロエンの「DS」ブランドは3月3日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー15において、改良新型『DS5』を初公開した。
DS5は2011年4月、上海モーターショー11で発表。『DS3』、『DS4』に続くシトロエンの高級レンジ、DSの第3弾。DS3が小型ハッチバック、DS4が小型クロスオーバーだったのに対して、DS5は、大人5名がゆとりを持って乗車できる5ドアの中型クロスオーバー。
そのDS5がデビューから4年を経て、ジュネーブモーターショー15では、初の大幅改良モデルを初公開。内外装を中心に変更。なお、車名は今回から、シトロエンが取れ、DS5となり、DSが独立したブランドであることを明確にした。
外観は、フロントマスクを一新。グリル、ヘッドライト、バンパーを変更して、モデルチェンジを受けたような変貌ぶり。ヘッドライトの内側から、ドアミラー付近へと回り込むクロームラインも新しい。リアは、テールランプやバンパーが新デザイン。
室内は、ダッシュボード中央に、「タッチドライブ」と呼ばれる新開発モニターを設置。オーディオやナビゲーションなどの操作性に配慮し、従来よりも12個のボタンスイッチを減らした。「ミラースクリーン」技術も採用。スマートフォンのコンテンツ画面を、そのままダッシュボードのモニターに映し出すことができ、運転中でも安全に操作することを可能にした。
ところで、今回のジュネーブモーターショー15では、DSブランドが初めて、シトロエンとは独立した別ブースを構えた。DSの新ロゴも披露。DSブランドは、「ジュネーブモーターショーが、DSの新たな時代の幕開けとなる」とコメントしている。