SHOEIから「ワイバーン」シリーズの歴史と伝統を継承しつつ、最新技術が吹き込まれたフルフェイスヘルメット『ワイバーン ゼロ』が新発売。6カラー展開のシングルカラーモデルのほか、グラフィックモデル「REBOOT(リブート)」も同時発売される。
ワイバーン ゼロはワイバーンシリーズのスピリットを受け継ぎ、シャープなチンバーデザインと起伏を抑えたシェル形状で、SHOEIのネオ・クラシック・ラインの中でも異彩を放つスタイリッシュな正面フォルムを再現している。

ベンチレーションシステムは最新技術により大きく刷新されている。ロアエアインテークから取り込んだ走行風を、シールド内側に導入されデフロスターとして使用することでシールドの曇りを除去。かつてのワイバーンシリーズデザインを継承するチンバー左右3か所のスリットは、頬部の熱気を排出するロアエアアウトレットとしての機能も装備。頬部にフィットし熱気のこもりやすいチークパッド部分から、チンバー内部に設けられたエアルートを通り、頬部の熱気を排出する。
また、アッパーエアインテークとトップエアアウトレットは、同社大型風洞実験設備での検証を重ね、ワイバーン ゼロのデザインを引き立てながらもベンチレーション性能を追求した形状となっている。

シールドシステムには、部位によって曲率や厚みを最適化したCWR-F2シールドを採用。光学特性を高め、歪みを最小限に抑えたクリアな視界を実現する。センターロックシステムにより操作性を向上させ、シールドとウィンドウビーディングの密着性も高めた。
静粛性向上のため、CWR-F2シールドにはボルテックスジェネレーターを装備。ライダーの耳に近いシールド横の空気の乱れを抑え、風切り音を低減する。
安全機能として、アクシデント時に備えた緊急時ヘルメット取り外しシステム「E.Q.R.S.」を装備する。チークパッドに専用のリボンを装備し、救護時にこのリボンを引くことで簡単にチークパッドをヘルメットから外すことができ、ライダーからヘルメットを容易に脱がすことが可能となる。

内装には、汗をかきやすい部分に吸湿速乾性の高い生地を、ヘルメット着脱時に肌と擦れる部分に柔らかい起毛生地をハイブリッドで使用。新設計のチークパッドは下端にボリューム感をもたせ、頬周りへのソフトな追従性で心地よいフィット感を作り出している。
サイズはSS(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm)の5サイズを用意。シングルカラーのホワイト、パールブラック、マットブラック、マットスレートグレー、アンスラサイトメタリック、チョークグレーの6色モデルの価格は5万9400円(税込)。グラフィックモデル「REBOOT」はレッド/ブラック(マットカラー)、ブラック/シルバー、ホワイト/ブラック、ゴールド/ブラックの4カラー展開で、価格は7万400円(税込)。