ホンダは、航空機事業子会社ホンダ・エアクラフト・カンパニー(HACI)が小型ビジネスジェット機『ホンダジェット』のパイロット訓練用フライトシミュレーターの導入したと発表した。
ホンダジェットのフライトシミュレーターは、HACIと業界最大手のフライトセーフティ・インターナショナルが共同開発し、ホンダジェット専用にカスタマイズした。
オクラホマ州ブロークンアローにあるフライトセーフティの製造工場で製作、組立てた後、HACIの本社敷地内にあるホンダジェットトレーニングセンターに納入され、現地での設置を開始した。
フライトシミュレーターは、最先端ソフトウエア技術を使って、ホンダジェットの飛行特性を高精度に再現でき、様々な条件下を想定してパイロット訓練を行える。これによりパイロットは、飛行の安全に必要とされる広範囲なトレーニングを受けることが可能となる。
フライトシミュレーター設置にあたって、HACIの藤野道格社長は「パイロットトレーニングは安全上重要であり、今回設置した専用のフライトシミュレーターは、ホンダジェットを操縦するすべてのパイロットに、質の高いトレーニングを提供するための欠かせないツールとなる」と述べた。