JR西日本は3月28日、おおさか東線の線路切替工事に伴い、片町線(学研都市線)京橋~放出間で19時以降の列車を運休する。
おおさか東線は、新大阪駅(大阪市淀川区)から学研都市線の鴫野(城東区)・放出(鶴見区)両駅を経て久宝寺駅(大阪府八尾市)に至る、全長約20kmの鉄道路線。線路の大半は既設の貨物線を活用し、鴫野~放出間では学研都市線に並行する。2008年3月15日に南区間の放出~久宝寺間9.2kmが開業しており、現在は北区間の新大阪~放出間が工事中。2019年春の開業を目指している。
今回の切替工事では、おおさか東線の北区間と学研都市線が合流する鴫野駅の下り線を新しいホームに切り替える。新ホームは3月29日の初発から使用を開始。エレベーター1基とエスカレーター上下各1基、待合室などが設けられる。改札口の変更はない。
これに伴い3月28日の終列車は、住道・四条畷方面が京橋18時55分発の同志社前行き、京橋・北新地方面が放出18時51分発の京橋行きとなり、これ以降は京橋~放出間の運転を休止する。
運休時間中、学研都市線は放出折返しとなり、約12分間隔の運行に。JR東西線は京橋折返しとなり、約15分間隔の運行になる。おおさか東線の南区間は18時30分頃から臨時ダイヤとなり、約12分間隔の運行となる。このほか、JR神戸線とJR宝塚線でも一部列車の行先が変更される。
18時から23時頃までは、近鉄・京阪・阪神・大阪市地下鉄による振替・代行輸送を実施する。23時以降は大阪市地下鉄のみ振替・代行輸送を実施するが、行先によってはタクシーによる代行輸送を実施する。
JR西日本は3月28日のほか、5月16日にも線路切替工事による長時間の運休を京橋~放出間で実施する予定としている。