ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)主催団体は2月10日、「2015ワールドグリーンカー」のファイナリスト5台を発表した。
ワールドグリーンカーは、ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)の部門賞のひとつ。今回は2013年秋から2014年秋にかけてデビューした新型車の中から、最も環境性能に優れる1台を決定する。
条件は、2015年5月末まで生産と販売を継続しており、世界2大陸以上で販売していること。つまり、欧州専用車、北米専用車、日本専用車などは選考対象から外される。世界22か国以上、75名のジャーナリストに、環境技術の権威5名が加わり、投票を行う。
2015ワールドグリーンカーのファイナリスト5台は、以下の通り。
BMW i8
ヒュンダイ・ツーソン・フューエルセル
キア・ソウルEV
ボルボXC90・T8
フォルクスワーゲン・ゴルフGTE
5台の中で、BMW『i8』、ボルボ『XC90・T8』、フォルクスワーゲン『ゴルフGTE』の3台は、プラグインハイブリッド車。
残る2台は、韓国メーカー。ヒュンダイ『ツーソン・フューエルセル』は燃料電池車、キア『ソウルEV』は電気自動車。なお、環境対応車に強い日本車は、1台も選ばれていない。
2015ワールドグリーンカーは2015年4月、米国で開催されるニューヨークモーターショー15で発表される。前回は、BMWの新ブランド「i」のEV&PHV、『i3』がワールドグリーンカーに輝いている。