2015年1月12日、米国で開幕したデトロイトモーターショー15。日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティのブースの主役は、『Q60コンセプト』が務めた。
同車は、インフィニティ『Q60』(日本名:日産『スカイライン クーペ』)の次期型を示唆したコンセプトカー。日産スカイライン クーペは、北米がメイン市場。そこで、次期型コンセプトは、デトロイトモーターショー15で初公開となった。
Q60コンセプトのデザインは、現行の日産スカイライン クーペに対して、エモーショナル性をさらに追求しているのが特徴。フロントマスクなどのディティールには、2014年9月、パリモーターショー14に出品されたコンセプトカー、『Q80インスピレーション』のモチーフが導入されている。
ボディサイズは、全長4690×全幅1865×全高1370mm。インテリアは、ハンドメイドのレザーやアルカンターラ、カーボンファイバーなど、上質な素材を使用。現行のスカイラインクーペに対して、後席の足元空間を広げ、真の2+2クーペに仕上げられた。
パワートレインは、直噴3.0リットルV型6気筒ガソリンを2個のターボで過給したユニット。優れたパフォーマンスと環境性能を両立した次世代エンジンとなる。
デトロイトモーターショー15のプレスカンファレンスには、インフィニティのローランド・ クルーガー社長が登場。「Q60コンセプトは、インフィニティのデザイナーの強いステートメント。2016年、Q60コンセプトの影響を強く受けた新型を発売するつもりだ」と述べ、次期型の発売時期に言及している。