欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは2015年1月11日、2014年の中国(香港を含む)における新車販売の結果を公表した。アウディやシュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、新記録となる368万台。前年比は12.5%増と、2桁増を達成した。
フォルクスワーゲングループの中国合弁には、上海汽車(SAIC)との間の上海フォルクスワーゲン(上海大衆)と、第一汽車(FAW)との間の一汽フォルクスワーゲン(一汽大衆)の2社がある。
368万台の内訳は、現地生産車が345万9000台と、全体の94%を占めた。ドイツなどからの輸入車は、22万1000台。前年比は2.8%の伸び。
また、2014年のフォルクスワーゲンブランドの中国実績は、前年比10%増の276万台。『ラビダ』をはじめ、『パサート』、『サジター』『ボーラ』、『ティグアン』、『CC』、『ジェッタ』などが支持を集めた。
フォルクスワーゲングループチャイナのヨッヘム・ハイツマン社長兼CEOは、「2桁増で、新たな販売記録を打ち立てた。市場全体の伸び率も上回った」と述べている。