ルノー・ジャポンは東京オートサロン2015に『メガーヌRS』と『ルーテシアRS』の限定車と、1台のデモンストレーションカーを展示している。
デモンストレーションカーは、「ルーテシアRSシャシーカップをベースにワンメイクレースの“ワールドシリーズbyルノー”(欧州8か国で開催)の“クリオカップ”出場車をイメージしたクルマだ。FUJITSUBOのマフラーにマルケジーニのアロイホイール。そして、クリオカップ仕様のスポイラーとデカールを装着するなど、サーキット仕様を模したものだ」と説明するのは、同社マーケティング部チーフプロダクトマネージャーのフレデリック・ブレンさん。
そして、「ルノースポールの限定車といえば“ジョンシリウス”という黄色のボディカラーがアイコン的な存在だが、そのカラーにレザーシートにシートヒーターなどを採用した『ルーテシアRSジョンプレミアム』(100台限定)」である。
メガーヌRSの限定車はメガーヌトロフィーシリーズで、『メガーヌRSトロフィー』(90台)、『同トロフィーS』(60台)、『同トロフィーR』(60台)だ。同社代表取締役社長の大極司氏は「トロフィーRは、ニュルブルクリンクで市販FF車最速の7分56秒36をたたき出したクルマだ」。そして、東京オートサロンが初お披露目のトロフィーSについては、「ルノー・ジャポンがオリジナルに、日本市場に向けてアレンジした限定車だ」という。
「トロフィーRは左ハンドルの2シーターであるのに対して、トロフィーSは右ハンドルの5シーターだ。従って、家族と一緒に普段使いとして乗ることが可能であり、またいったんサーキットに行けば、トロフィーRに勝るとも劣らないパフォーマンスを発揮するというクルマに仕立て上げた」と説明。「この3つの限定車が揃うのはこのオートサロン初めてで、最後になるだろう」とのことだ。
なお、限定車のメガーヌRSトロフィーシリーズは、1月9日より13日までの先行予約期間で受け付け、申し込み多数の場合は抽選になる予定だ。