日産自動車の中国法人は2015年12月7日、2014年の中国における新車販売結果を明らかにした。
商用車や、輸入車、現地合弁の東風日産(一部車種)を含めた2014年の総販売台数は、122万1600台。前年比は0.5%増と微増ながら、2年連続で前年実績を上回った。
中国では2012年9月中旬、日本政府の尖閣諸島国有化発表に反発する大規模なデモが発生。その後、日本車に対する買い控えの動きが起きた。しかし、現在では、その影響はほぼ解消する。
2014年実績の122万1600台は、目標の127万台に届いていない。これは、景気の影響を受けやすい商用車の販売不振が大きい。また乗用車では、『ティーダ』などが属する中国最量販の小型車カテゴリーにおいて、競争激化で販売が伸び悩んだ。
そんな中、現地合弁の東風日産の販売は好調。2014年は、新記録となる95万2400台を売り上げた。『シルフィ』など、セダン系を中心に販売を伸ばしている。