1月5日に行われたダカール・ラリー 第2ステージは、アルゼンチンのヴィラ・カルロス・パスからサン・フアン、途中331kmのスペシャルステージ(SS)が設定された。
序盤は2000m級の山越えでその後は比較的フラットだが、後半に入るとフェシュフェシュも登場。4日のSSが農道を行く比較的難易度の低いルートだったのに対し、南米のダカールラリーらしい難しさが少しずつ現れて本格的な競技のスタートを感じさせた。
2台の日野レンジャーは引き続き落ち着いてこのSSをアタック。しかし2号車は途中でラジエターが飛石で破損したためペースダウン。後から追いついてきた1号車の積んでいた予備の水も含めて冷却水を補給しながら総合43位・排気量10リットル未満クラス3位の成績で走り切った。また2号車をフォローした1号車も総合42位・クラス2位でゴールした。
この結果、累積順位は1号車が総合37位・クラス2位、2号車が総合38位・クラス3位となった。クラス1位のP・マルコ組(メルセデス・ベンツ・ウニモグ)は総合31位で1号車とのタイム差は30分46秒。まだまだ挽回は可能な範囲である。
SS終了後に破損箇所の応急措置をした2号車は1号車とともに289kmの移動区間でサン・フアンのビバークへ。午後10時過ぎに到着し、待機していたメカニックによる修理・点検を受けた。
6日は前半戦のアルゼンチン最終ステージがサン・フアン~チレシト間で行われる。