トヨタ自動車は12月15日、燃料電池車『MIRAI』を発売した。世界に先駆けての市場導入となる。燃料電池車(FCV)は、内蔵する「FCスタック」により水素と酸素を化学反応させ、電気を取り出し、モーターを駆動。排出するのは“水”である。MIRAIは水素燃料の満充填で650kmの走行が可能。充填は約3分で完了と、ガソリンの給油とほとんど変わらない。また、モーターの最高出力も114kW(155ps)と、ガソリン車とそん色ないパワーを発揮する。究極のエコカーと言われるFCVだが、水素ステーションなどの大規模インフラ整備や、現在は水素を作り出すために結局化石燃料が必要だったりと、重い課題を抱えているのも現実だ。◆世界に先駆けて発進したMIRAIトヨタの新型燃料電池自動車、車名は「MIRAI」…公式発表【トヨタ MIRAI 発表】燃料電池車、723万6000円で12月15日より発売…航続距離650km【トヨタ MIRAI 発表】燃料電池車として初の型式指定取得…大量生産、輸出も可能に【トヨタ MIRAI 発表】米国では加州で2015年秋に発売…リース料は月々6万円【トヨタ MIRAI 発表】前川副社長、国内向けは官公庁など200台受注【トヨタ MIRAI 発表】加藤副社長「米国は17年末まで3000台以上」【トヨタ MIRAI 発表】FCVは採算割れ? 加藤副社長「もっと手頃な価格へと努力する」【トヨタ MIRAI 発表】加藤副社長「ミライという言葉に誇りを持ち世界へ」【新聞ウォッチ】トヨタの燃料電池車、課題を背負って”愚直”に発車「ミライ」【トヨタ MIRAI 発表】FCVの主要部品をすべて内製化した狙い【トヨタ MIRAI 発表】加藤副社長、水素インフラ「トヨタはやらない。餅は餅屋に任せる」2015年は水素元年? ホンダとトヨタが1日違いでFCV発表…想いの一致と微妙な違い【トヨタ MIRAI 発表】豊田自動織機、世界初6葉ヘリカルルーツ式エアーコンプレッサーなど供給【トヨタ MIRAI 発表】水素ステーション検索できるナビは、ディーラーオプション水素タンクが炎に包まれたら? 気になるFCVと「未知の燃料」の安全性【トヨタ MIRAI 発表】16年度新設の水素ステーションだと航続距離は700kmに延びるトヨタ豊田社長「MIRAI は未来へ1歩踏み出す決意」【トヨタ MIRAI 発表】EVとは違う、加速感を味わえるよう音もつくり込み【土井正己のMove the World】FCVが抱える未来と、PHV有利という現実◆“未来”を表現するデザインの妙【トヨタ MIRAI 発表】左右の大開口グリル…空気を吸い込むだけではない機能とは【トヨタ MIRAI 発表】デザインコンセプトは奇をてらわず「知恵を形に」【トヨタ MIRAI 発表】求められたのは変革…「クルマのインテリア」ではなく“空間”を作った【トヨタ MIRAI 発表】“意気”を感じて現実化したインテリア【トヨタ MIRAI 発表】イメージは「空気を吸って水を出す」【トヨタ MIRAI 発表】「おでんのようなデザイン」を違和感なくかつ新鮮に◆次世代エネルギー車の姿を写真と動画でチェック【トヨタ MIRAI 発表】機能をカタチにした新世代デザインと走りを写真で見る[写真蔵]【トヨタ MIRAI 発表】MIRAI の走りは“未来の走り”なのか[動画]◆MIRAIは走りも“次世代”か【トヨタ MIRAI 発表】未来に乗った…1年前の試作車から2割パワーアップ【トヨタ MIRAI 試乗】ついに来た新時代、その走りは「じつに普通」…諸星陽一【トヨタ MIRAI 試乗】快適性はレクサス以上、足りないのは「夢を見せる演出」…井元康一郎