トヨタ自動車の豊田章男社長は11月21日に都内で、燃料電池車(FCV)『MIRAI(ミライ)』の市販開始について、「未来へ1歩踏み出したいという決意表明でもある」と、述べた。
同日開かれた企業メセナ協議会による同社の社会貢献活動への表彰式会場で、記者団と懇談し語った。豊田社長は、MIRAIの車名を日本語としたのは「日本のもの造りの未来を、精進して切り拓いていきたいという思いも込めた。10年後あるいは15年後の未来もイノベーショに挑戦し続けたい」と話した。
豊田社長はまた、ホンダも燃料電池車の開発を加速していることにも言及し、「オールジャパンで先陣を切る展開はいいこと」と、切磋琢磨しながらFCVを普及させる状況に歓迎の意を表明した。