JR東日本、信越本線「最後」の記念入場券発売…三セク移管区間

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「ありがとう信越本線記念入場券」の記念台紙イメージ。来年1月10日から豊野~直江津間の6駅で発売される。
  • 「ありがとう信越本線記念入場券」の記念台紙イメージ。来年1月10日から豊野~直江津間の6駅で発売される。
  • 記念入場券のイメージ。経営移管区間を含む北長野~直江津間16駅の入場券をセットにする。

JR東日本新潟支社は12月16日、「ありがとう信越本線記念入場券」を信越本線豊野(長野市)~直江津(新潟県上越市)間の6駅で発売すると発表した。

信越本線北長野~直江津間に設けられている16駅のB型硬券入場券と記念台紙をセットにしたもの。券面の日付は「27.1.10」のみになる。発売額は2240円。2015年1月10日から豊野・黒姫・妙高高原・新井・高田・直江津駅で販売する。販売終了日は2月28日(豊野・黒姫駅は3月8日)の予定だが、合計3000セットの限定販売で、売切れ次第発売を終了する。

現在の信越本線は、群馬県内の高崎~横川間と長野県・新潟県内の篠ノ井~長野~豊野~直江津~新潟間を結んでいる。横川~篠ノ井間は1997年、並行する北陸新幹線高崎~長野間(長野新幹線)の開業にあわせてJR線としては廃止され、このうち軽井沢~篠ノ井間が第三セクターのしなの鉄道に引き継がれた。

2015年3月14日には北陸新幹線長野~金沢間が延伸開業し、これに伴い並行する信越本線も豊野~直江津間がしなの鉄道とえちごトキめき鉄道に移管される。これを受けてJR東日本は「(信越本線の駅としての)最後の記念入場券」を発売することにした。

《草町義和》

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