ペトロナス、来年の設備投資額を最大20%縮小

政府系石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は、原油の価格が下落していることから、来年予定していたプロジェクトの設備投資額を10-20%縮小する。

エマージング・マーケット 東南アジア

政府系石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は、原油の価格が下落していることから、来年予定していたプロジェクトの設備投資額を10-20%縮小する。

シャムスル・アズハル・アバス最高経営責任者(CEO)によると、同社は2011年から2015年まで3,000億リンギの投資を計画しており、来年は600億リンギを割り当てる予定だった。投資計画は、1バレル当たり80米ドルの原油価格を前提として決定されていたため、設備投資の縮小を決定した。来年の原油価格は70-75米ドルとなることが予想されている。

ペトロナスは11月28日、第3四半期の決算を発表した。売り上げが前年同期比1.3%減の803億7,300万リンギ、純利益も同12.3%減の150億7,300万リンギとなった。1-9月では、売り上げが前年同期比7.4%増の2,497億8,100万リンギとなり、純利益は同3.9%増の548億8,800万リンギとなった。原油の価格が下落傾向にあることや、為替差損、液化天然ガス(LNG)の売り上げが減少したことで業績の悪化につながった。

広瀬やよい

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