メルセデスベンツをはじめとする輸入車販売を手がけるヤナセが、来年5月25日に創立100周年を迎える。公式サイトでは100周年を記念し特設ページを開設、同社がこれまで日本に輸入車文化を根付かせてきた歴史をたどることができる。
ヤナセの創業は1915年、故梁瀬長太郎氏によるビュイックとキャデラックの輸入販売から始まり、1952年には、2代目社長の故梁瀬次郎氏のもと、メルセデスベンツの輸入販売を開始。「いいものだけを世界から」のスローガンを掲げ、欧米をはじめとする個性豊かなプレミアム輸入車を提供してきた。
現在では、メルセデスベンツ、スマート、キャデラック、シボレー、BMW、クライスラー、ジープ、アウディ、フォルクスワーゲンの9ブランドを取り扱うヤナセグループ。創業以来、積み上げてきた新車販売台数は180万台を超える。
ヤナセは100周年を記念し、様々なイベントを用意している。11月13日には、「ヤナセ・ハイグレードフェア」として東京の「ザ・プリンス パークタワー東京」でメルセデスベンツ、キャデラック、シボレー、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンがブランドの垣根を超え、一堂に会する顧客向けイベントを開催した。6ブランド14車種に設定した100周年記念限定車のプレミアもおこない、約5000組、7500人にものぼる来場者で大いに賑わった。
また15、16日には「ヤナセ創立100周年記念フェア」を全国のヤナセグループ販売店で開催、100周年記念限定車の受注もおこなう。
ヤナセは、1世紀に渡るその歴史を感じることができるCM動画をウェブサイトで公開した。コーポレートスローガン「クルマはつくらない。クルマのある人生をつくっている。」を、東京ゲートブリッジや銀座目抜き通りを舞台に、ガーシュインの名曲「ラプソディー・イン・ブルー」の流れる中、クラシカルなメルセデスによる優雅な走行シーンで表現している。
新作CMとなるネットワーク篇では趣を変え、「鹿児島支店サービスアドバイザー西村さん」の視点から、ヤナセのサービスは全国どこでも変わらず利用することができるメリットを、軽快なタッチで紹介している。
井出健義社長は「クルマは人が売るもの」をモットーに掲げ、“お客さまとの絆”を太く、強く築いてきたのがヤナセの歴史だと話す。ヤナセらしいプレミアム感と“お客さまとの絆”を打ち出した3本の動画は、ヤナセの変わらない価値やサービスへの姿勢を表現した次の100年に向けたメッセージと言えそうだ。