国土交通省関東運輸局は、10月の外国船舶の重大な欠陥に対する、出港差し止め処分状況を公表した。
関東運輸局では、船舶の安全運航と海洋環境の保全の観点から管内の港に入港する外国船舶に対して構造・設備の状態、船員の資格が関係する国際条約の基準に適合しているかを検査する外国船舶監督(PSC)を実施している。
10月に管内で外国船舶116隻に対してPSCを実施したところ、1隻に対して重大な欠陥として是正終了まで出港を差し止める処分を行った。
出港差し止め処分したのは、リベリア船籍で、TSC・ザ・シップマネジメントが運航する総トン数1万9354トンの一般貨物船「VOGE FIESTA」。機関区域通風装置の閉鎖装置が、作動しないことと、煙突の通風装置の閉鎖装置が作動しないことから処分となった。