ホンダは11月10日にフラッグシップモデルの新型『レジェンド』を発表、1月22日に発売する。国内向けでは初となる3モーター方式のハイブリッド(HV)技術を採用、V6型の3.5リットルガソリンエンジンと組み合わせた。
新型車は1985年発売の初代から数えて5代目。2008年のリーマン・ショックの影響などでモデルチェンジ時期が変更され、10年ぶりの刷新となった。自ら4代目までの全モデルを保有したという開発責任者の青木仁・本田技術研究所主任研究員は「最高のレジェンドができたと自負している」と、話す。
3モーター式HVは、ドライバーの要求や走行状況に応じて前輪または後輪駆動、さらに4輪駆動と自在に変化し、走行モードもHVやモーターまたはエンジンのみなどが自動で制御される。青木氏は「運転がうまくなったと感じていただけるドライビングができ、クルマのサイズもひと回り小さく感じられるくらい」と、「従来にない走り」をアピールする。
さらに安全性能では、世界初の「歩行者事故低減ステアリング」技術や、衝突被害軽減ブレーキなどを統合的に備えた「ホンダセンシング」を初搭載、安全技術でもフラッグシップとしての先進性を担っていく。