【MINI ハッチバック 5ドア 試乗】ドア+2枚の価値と実用性の高さ…島崎七生人

試乗記 輸入車
MINI クーパー5ドア
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3ドアに対しホイールベース+70mm、リヤオーバーハング+95mmそれぞれ延長、4mちょうどの全長となった『ミニ』クーパー5ドア。リヤウインドはより寝かされ、ルーフが伸び過ぎないように(それはクラブマンの領分?)バランスをとっている。

ピラーが増えたのは当然だがドアはサッシ付きだから、窓まわりのディテールが幾分か煩雑になった感は否めない。が、クロスオーバーなどと同様、やがて見慣れるのだろう。

対して小さくないか?と思えた後席用ドアは、乗降には必要にして十分で、開口部に対しやや後方にシートが配置されているため、乗り込めば十分なスペース。それがわかると、+2枚のドアの価値と定員5名の実用性の高さを実感する。試乗車のシート表皮はオプションのチェック柄をあしらったもので、明るく爽やかな雰囲気に好感がもてた。

ラゲッジスペースは3ドア+67リットルの278リットルの容量。床板を深く落とし込んで使うこともでき、嵩張る荷物の積み込みも容易そうだ。

クーパーは3気筒の1.5リットルツインパワーターボ(136ps/220Nm)と6速ATの組み合わせだが、力強く柔軟なパワーフィールが印象的。試乗車はオプションの17インチタイヤ&ホイール(標準は15インチ)が装着されており、標準状態の乗り味がややわかりにくかったが、クーパーS(オプションの18インチ装着車)に対し、ごく低速での“いなし”の差で、こちらのほうが乗り心地はより良好に感じられた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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