お帰りなさい「希望の一本松」…1年ぶり東京ビッグサイトに

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希望の一本松(東京ビッグサイト)
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2013年11月の東京モーターショー会場(東京ビッグサイト)に展示され、その後、制作過程などが多くのメディアに取り上げられた鋼板のオブジェ「希望の一本松」がほぼ1年ぶりに、ビッグサイトで展示されている。

これは日本工作機械工業会の主催で10月30日に開幕した「日本国際工作機械見本市」の会場内でのひとこま。来場したビジネスパーソンの多くが足を止め、力作に見入っていた。このオブジェは、東日本大震災時に岩手県陸前高田市の高田松原で、約7万本のうち1本だけ残った”奇跡の一本松”をモチーフにしたものだ。東京モーターショーを主催する日本自動車工業会が、「復興に向けた自動車産業の思いを表現しよう」と制作した。

制作には自工会会員のメーカー14社の試作部門などに所属する板金加工などのスペシャリストが参画。被災した車両から切り出した鋼板なども使用し、限られた時間のなかで力を合わせて仕上げた。昨年のモーターショーの後に、自工会が岩手県に寄贈。その存在を知った工作機械工業会が同県に依頼して、今回の展示となった。

この見本市は11月4日まで開かれている。

《池原照雄》

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