JR西日本、『サンライズ出雲91・92号』を年末年始に運転…冬の臨時列車

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JR西日本は、東京~出雲市間を結ぶ『サンライズ出雲』の臨時列車を年末年始に計4本運転する。写真は『サンライズ出雲』で使用されている285系寝台電車。
  • JR西日本は、東京~出雲市間を結ぶ『サンライズ出雲』の臨時列車を年末年始に計4本運転する。写真は『サンライズ出雲』で使用されている285系寝台電車。
  • 今季が最後の冬となる、大阪~札幌間の寝台特急『トワイライトエクスプレス』は計117本運転する
  • 9月13日に運転を開始した『ハローキティ和歌山号』は12月14日まで運転される

JR西日本は冬の期間中(12月1日~2015年2月28日)、新幹線で1217本、在来線特急434本の臨時列車を運転。年末年始に運転する東京~出雲市間の寝台特急『サンライズ出雲』の臨時列車が注目だ。

■新幹線
年末年始や期間内の3連休、週末を中心に増発。『のぞみ』986本、『ひかり』83本、九州新幹線直通の『さくら』は54本、『みずほ』は94本を運転する。今夏に運転を開始した、500系の車内に「プラレール」のジオラマなどを設置した「プラレールカー」を連結する『こだま730・741号』は、12月1~16日と1月19~31日、2月1~3・7~24・28日に運転する。

■在来線
東京と出雲市を結ぶ寝台特急『サンライズ出雲』の臨時列車を4本運転。12月28日と1月3日は出雲市発(出雲市14時48分発・東京6時00分着)の『92号』、12月29日と1月4日は東京発(東京22時40分発・出雲市13時25分着)の『91号』を運転する。

2015年春の廃止が発表されており、今季が最後の冬となる大阪~札幌間の寝台特急『トワイライトエクスプレス』は117本を運転。このうち1月14・20・22・24日の大阪行きは、札幌発が16時12分、大阪着が翌日の16時53分で、運転時間が24時間を超える列車となる。

各地の特急列車では、大阪・京都方面と北陸方面を結ぶ特急『サンダーバード』『ビジネスサンダーバード』を148本、米原駅と北陸方面を結ぶ特急『しらさぎ』を25本増発する。2015年春の北陸新幹線金沢延伸で在来線特急としては姿を消す予定の『はくたか』は24本増発する。

新大阪~城崎温泉間の『こうのとり』は年始と日曜日を中心に11本、京都~福知山・城崎温泉間の『きのさき』は年末年始に6本を増発。大阪~但馬・山陰方面を結ぶ特急『はまかぜ』は8本増発するほか、合わせて大阪~浜坂間の臨時特急『かにカニはまかぜ』を12月5~7・12~14・19~21・23日、1月10日~2月28日に運転する。

このほか、京都と関西空港を結ぶ『はるか』は48本、大阪方面と南紀を結ぶ『くろしお』は9本を年末年始に増発。大阪~鳥取間の『スーパーはくと』は1月3日に鳥取発大阪行きを1本増発するほか、鳥取大学の入学試験に合わせ、2月25日に鳥取大学発大阪行きの臨時特急『ビクトリーはくと』を運転する。

観光列車では、山口線新山口~津和野間で12月20・21日に『SLクリスマス号』、1月1~3日に『SL津和野稲成号』を運転。いずれもC57形蒸気機関車が牽引する。「ハローキティ」のラッピングを施した自己充電型バッテリー車両で運行している串本~新宮間の臨時快速『ハローキティ和歌山号』は、12月14日がラストの運転となる。

このほか、各地で帰省や初詣、行楽向けなど各種の臨時列車が運転される。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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