【Audi Twin Cup 2014 日本決勝】ホーンが鳴らない!? メカニックによる修理テストは白熱…世界大会出場者が決定

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電装類をチェックするメカニックたち
  • 電装類をチェックするメカニックたち
  • 応援団も会場に駆けつけた
  • サービス部門は静かな実技試験が続く
  • コンピュータと実車を往復しながら不具合箇所を見つけていく
  • コンピュータと実車を往復しながら不具合箇所を見つけていく
  • コンピュータと実車を往復しながら不具合箇所を見つけていく
  • コンピュータと実車を往復しながら不具合箇所を見つけていく
  • コンピュータと実車を往復しながら不具合箇所を見つけていく

アウディのサービスや技術の向上を競い合う「Audi Twin Cup」。その日本代表を決める「2014 日本決勝」(10月3日、東京・台場)では、テクノロジー部門に「Audiみなとみらい」、サービス部門に「Audi 池袋」が選ばれた。

同大会には、筆記試験などによる予選を経たテクノロジー部門12チーム、サービス部門12チームが出場。テクノロジー部門では実車を使った故障診断、サービス部門では入庫受付を想定し顧客の指摘から不具合箇所を特定するといった実技試験を実施。それぞれ学科試験の点数を加えた総合成績で競った。

テクノロジー部門の実技試験は白熱。制限時間50分で、実車の故障を見つけ、的確に修理し、確実に完成検査を行なうという流れのテストだった。

「エンジンがかからない」というシチュエーションで、各チームがリペアに挑む。不具合箇所はヒューズまわりらしいと判断し、5、7.5、10、15、30Aといったさまざまなヒューズのリストからエラー箇所を探し出し、修理していく。

「キュリュリュリュル」というセルモーターの起動音のあと、「ブルルルル」と静かにエンジンに火が入ると、「おおお!」という歓声がわく。応援にかけつけたスタッフらから拍手がおきた。それぞれが「正しい手順で不具合箇所の修理をした(進行度60%)」まではすすむ。しかし、このあと慌てるチームも見られた。

「スモールランプよし。ハイビームよし。ハザードよし。ウィンカーよし」
「ホーン、鳴らない!」「えっ? ホーンが鳴らない?」

最後の確認をし、すべての作業を完成した(進行度100%)チームは少なかった。「うまくいった」と思っていたのに、フィニッシュできず悔しい顔を見せるメカニックもいた。

一筋縄ではいかなかった実技試験。この結果に筆記試験の点数も加算され、見事、世界大会行きを決めたのは、テクノロジー部門1位の「Audi みなとみらい」に属する磯部伸広氏、本田秀男氏、増井洋介氏、サービス部門1位の「Audi 池袋」佐藤吉将氏、2位の「Audi 板付」西本智一氏、3位の「Audi 宇都宮」中田貴博氏だ。

彼らは2015年「第11回Audi Twin Cup World Championship」に日本代表として出場し、世界一の座を競う。この世界大会では、ことし7月開催の第10回大会(ドイツ)でも日本代表が優勝している。

《レスポンス編集部》

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