「夕張の鉄道遺産」シンポジウムとバスツアー開催…10月25日

鉄道 行政
1987年までに廃止された大夕張鉄道の車両が保存展示されている南大夕張駅跡。10月25日に夕張の鉄道遺産をテーマにしたシンポジウムやバスツアーが開催される。
  • 1987年までに廃止された大夕張鉄道の車両が保存展示されている南大夕張駅跡。10月25日に夕張の鉄道遺産をテーマにしたシンポジウムやバスツアーが開催される。
  • 「SL館」で展示されている夕張鉄道線の客車。同線は現在の江別市と夕張市を結んでいたが1975年までに全廃された。

北海道鉄道遺産ネットワークと三菱大夕張鉄道保存会は10月25日、アディーレ会館ゆうばり(夕張市)で「鉄道遺産活用シンポジウム」を開催する。

当日の13時30分までにアディーレ会館ゆうばり前に集合し、13時30分から15時20分頃にかけて、夕張市内の旧夕張鉄道夕張本町駅、旧石炭の歴史村「SL館」、旧三菱石炭鉱業南大夕張駅を見学。15時30分から17時まで夕張市の鉄道遺産の現状とその活動、北海道内各地の鉄道遺産の活用状況を紹介するシンポジウムが行われる。シンポジウムへの参加費は無料。

これに伴い、夕鉄バスを利用した「夕張の廃線跡ツアー」も札幌発着で当日開催される。1975年に廃止された夕張鉄道線の保存車や廃線跡を巡りながら夕張市に入り、市内の鉄道遺産の見学やシンポジウムの参加ができる。40人(最少催行人員25人)を募集し、旅行代金は5500円。申込みは夕鉄旅行センターまで電話で。締切は10月22日。

主催の北海道鉄道遺産ネットワークは、北海道各地で鉄道遺産を利用したまちづくりを行っている団体で、NPO法人北海道鉄道文化保存会代表理事が会長を務めている。また、三菱大夕張鉄道保存会は、1987年に廃止された三菱石炭鉱業(大夕張鉄道)の旧南大夕張駅に保存されている車両の保全活動を行っている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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