第13回日本鉄道賞、大賞は「東海道新幹線50年」…「トッキュウジャー」も特別賞

鉄道 行政

大賞は開業50周年を迎えた東海道新幹線を運営するJR東海が受賞した。写真は有楽町駅付近を走る東海道新幹線の列車。
  • 大賞は開業50周年を迎えた東海道新幹線を運営するJR東海が受賞した。写真は有楽町駅付近を走る東海道新幹線の列車。
  • 「東海道新幹線の50年」は、開業から現在まで運行速度や輸送力の向上など「現状に安住しない数々の『進化』」を遂げてきたことが評価された。写真は鉄道総合技術研究所の風洞技術センター(滋賀県米原市)で保存されている試作車の955形「300X」。
  • 三陸鉄道とJR東日本は三陸地域における公共交通復旧の取組みで特別賞を受賞した。写真は大船渡線BRT(左)と三陸鉄道南リアス線(右)が乗り入れている盛駅。
  • テレビ朝日系列放映・東映制作の特撮テレビドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」も特別賞を受賞した。
国土交通省の鉄道局鉄道サービス政策室は10月1日、「鉄道の日」実行委員会の日本鉄道賞表彰選考委員会が選んだ「第13回『日本鉄道賞』」の受賞者を発表した。大賞は開業50周年を迎えた東海道新幹線を運営するJR東海が受賞。三陸鉄道やテレビ朝日なども特別賞を受賞した。

JR東海は「東海道新幹線の50年~『進化』へのたゆまぬ努力と着実な実績~」で日本鉄道大賞を受賞した。鉄道サービス政策室の発表によると、1964年10月1日の開業から現在まで「運行速度、輸送力、環境親和性、耐災害頑健性を顕著に向上させるとともに、構造物の長寿命化対策が進められ、現状に安住しない数々の『進化』を遂げ」てきたことが評価された。

このほか、選考委員による特別賞として三陸鉄道・JR東日本の「三陸の復興を願って! 地域の協力が実を結んだ公共交通の早期復旧」と、テレビ朝日・東映・東映エージェンシーの「烈車戦隊トッキュウジャー」が選ばれた。

三陸沿岸の公共交通は東日本大震災で壊滅的な被害を受けたが、三陸鉄道は今年4月に全線の運転を再開。JR東日本は気仙沼線と大船渡線の一部区間で、バス高速輸送システム(BRT)による仮復旧という方法をとった。選考委は「地元をはじめとする関係者の連携した取り組みが地域に寄与した貢献は高く評価」できるとし、「今後も困難を乗り越え、鉄道事業者として復興の力となってくれるよう期待も込めて」特別賞に選んだ。

「トッキュウジャー」は1975年の「秘密戦隊ゴレンジャー」から続く、東映製作・テレビ朝日系列放映の特撮テレビドラマ「スーパー戦隊シリーズ」の最新作。列車や鉄道をモチーフにした設定が特徴となっており、番組内で実在の列車を紹介するなど全国の鉄道会社との共同企画も実施されている。「『ホームでは白線の内側に下がらなければいけない』というマナーも番組でさり気なく盛り込まれ、親子で鉄道について考える良い機会を作っている」などの理由から特別賞に選ばれた。

表彰式は10月14日、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)で開かれる「第21回『鉄道の日』祝賀会」で行う予定。
《草町義和》

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