【86S TOKACHI】充実の2日間、人の輪が広げる86という存在

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テールスライド同乗走行
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  • 86S TOKACHI 2日目
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  • トムススピリッツ 藤田氏
9月19~20日、十勝スピードウェイで「86S(ハチロックス)」が開催された。初日はウェルカムランや開会式、前夜祭などが行われ、実質的には2日目が本番。「レーサートレースラン」や「テールスライド同乗走行」など多彩な走行コンテンツが行われ、コース上で参加者が一緒になって食事をする「サーキットランチ」や、86のチーフエンジニアを務める多田氏を囲み質問をぶつける「CEミーティング」なども行われた。

クラブマンコースでは「レーサートレースラン」が開かれ、レーサーのドライブする『86』の後ろを参加者が追走。レーサーのライン取りやブレーキのタイミング、目線の置き方など、サーキットを走る上で重要なポイントをレーサーからを学んだ。

Jr.コースでは「グランビティコントロール」と呼ばれるコンテンツが行われ、このコンテンツは、iPhoneのアプリで前後左右のGを読み取り、走りで高得点を目指すというもの。参加者は自慢の愛車を駆り、車体にかかる荷重を確かめながらコースを攻めていた。

兵庫から参加した30代の男性は「結構疲れました。パレード形式では走ったことがあるのですがこのような経験は初めてだったので。でもとても楽しむことができました」とサーキットでの体験について述べた。

コース脇のスペースを使って行われた「テールスライド同乗走行」夫婦で体験した女性は「ビックリしました! 乗る前は怖くて、乗ってる間は腰が抜けそうになったが降りたら楽しさが分かった」と語ると、男性は「コントロール性能の高さに驚いた。一生懸命操作をしなければいけないと思っていたが、インストラクターはスムーズな操作をしていて驚いた」と述べた。

「CEミーティング」では参加者から鋭い質問が連発。開発時の豊田章男社長とのエピソードを聞かれると「発売1年前にほぼ市販車と同じ仕様を社長に乗ってもらったら、いまいち反応が良くなく“このクルマとは会話ができない”と言われ開発陣が騒然となった。それまでのトヨタでは、多少雑な運転をしても破綻しないのが良いクルマとされていたが、社長は一生懸命運転すればクルマが応えてくれ、雑な運転をすればそれなりの反応しかしないというのがスポーツカーにとっては必要と考えていた。そこから調整を重ね、最後にドイツのニュルブルクリンク近郊のワインディングに乗ってもらいOKができた時はホッとした」と多田氏は語った。

さらにもっと軽くはならないのかという質問が出ると「各国の規制をクリアしつつ価格を抑えると今の軽さが限界。ハイテンやカーボンを使えば軽くはなるが、みんなが買えないクルマとなってしまう。ただ、展示したファクトリーチューンのような限定車や、ファクトリーパーツは毎年出していきたい」と応えた。

お昼はホームストレート上でビュッフェ形式のランチが振る舞われ、参加者どうし語らいながらコンテンツへの感想を述べていた。神奈川から参加した男性は「普段は『BRZ』に乗っているのだが、86じゃなくても参加できるので参加した。十勝へはBRZで来て、会場では86に乗ることができとても良いイベントだった」と振り返る。

ランチではサプライズで86にかけて86cmのチーズケーキもお披露目。参加者からは歓声が上がり、切り分けられたチーズケーキに舌鼓をうった。

今回でイベントナンバーが005となり、過去最大級のスケールで行われた86S。参加者から最も多く聞かれたのは「驚いた」という言葉。

CEの多田氏は閉会式において「2日間、夜昼と皆さんと楽しませてもらって、だんだん86というクルマはどうでも良くなってきた(笑)。86がきっかけとなり色んな方と出会えて楽しむ、人との繋がりのきっかけとなるのが86で、是非このクルマを通じてもっともっと友達の輪を広げて欲しい。ありがとうございました」と参加者に感謝の意を表した。
《橋本 隆志》

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