イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリを長年率いてきたルカ・ディ・モンテゼーモロ会長。同会長が、辞任することになった。
これは9月10日、フェラーリとその親会社、フィアットが明らかにしたもの。「10月13日付けで、ルカ・ディ・モンテゼーモロ会長が辞任する」と発表している。
ルカ・ディ・モンテゼーモロ氏は1970年代から、フェラーリ創業者のエンツォ・フェラーリ氏の右腕として活躍。エンツォ・フェラーリ氏の死去後は、1991年から23年に渡って、フェラーリの会長を務めてきた。
なお、ルカ・ディ・モンテゼーモロ氏の辞任後は、フィアットのセルジオ・マルキオンネCEOが、フェラーリの会長を兼務する体制に。
ルカ・ディ・モンテゼーモロ氏は、「フェラーリは新生フィアット・クライスラー・オートモーティブ・グループ内で、重要な役割を果たすことになる。ひとつの時代が終わり、会長を辞することを決断した」とコメントしている。