東日本大震災から3年。「支援から自らの手による再生」を目指す東北復興支援イベント「MIYAGI POKERUN(ミヤギ ポークラン)」の最終イベントが8月3日、宮城県スポーツランドSUGO(宮城県)で開催された。
このイベントは、東日本大震災から3年がたつ今年、東北復興に改めて他地域の人々に関心を持ってもらおうと企画されたもの。参加者は7月31日から8月3日の期間、宮城県内に設けられた約70ヶ所のチェックポイントをクルマやバイク、自転車、公共交通機関などで使って訪れ、楽しみながら復興支援にもつながることを目指した。
主催者によるとポークランの“ポーク”(POKE)とは、「ソーシャルネットワーク上で使われる、親しみを込めた挨拶を表す言葉」だそうで、地元と参加者が出会うこと互いに挨拶を交わすイベントとなるよう、ミヤギポークランと名付けられたという。
このイベントに参加するために準備されたのが、ホンダインターナビの技術を活用した専用アプリだ。インターナビシステムで採用している高精度な交通情報を元にした「インターナビ・ルート」が活用でき、スマホ上でチェックポイントまでのルート計算ができるほか、回遊した記録が履歴として残すことができる。
参加者はチェックポイントを5ヶ所以上回る必要があり、その時に獲得したカードを使ってポーカーの手札の強さを競い合う。チェックポイントは復興商店街や道の駅、産直市場、ご当地グルメなどで、各ポイントにはミッションが設けられており、クリアするとさらなる特典も与えられる仕組みだ。
最終イベント会場となったスポーツランドSUGOでは、スポンサーとなった企業による様々なイベントやご当地グルメスポットが設けられ、矢井田瞳をはじめとするアーティストによるコンサートも開催された。また、チェックポイントを回遊して高得点を獲得した参加者は得点順に表彰。この日プレゼンターとなった俳優の伊勢谷友介さんより景品が送られた。
このイベントに特別協力として参加したのはホンダとリバースプロジェクトで、宮城県と仙台市が後援した。他にもソフトバンクモバイル、ゼンリンデータコム、伊藤忠エネクス、NEC、三菱商事、キャンバスマップル、WWB、花王、西原商会がスポンサーとして参加した。主催者によれば、このイベントを“第1回”として今後も継続的に開催していく予定。宮城県だけでなく、震災被害を受けた他の地域にもイベント活動を広げていきたいという。