2014年7月12日、株式会社サンリオは、東京大学の超小型衛星「ほどよし3 号」にハローキティのフィギュアを搭載、衛星の窓から見える地球・宇宙空間と共に一般公募メッセージを撮影、動画で公開する「キティちゃんと宇宙からメッセージ!」キャンペーンを開始した。
衛星は2014年6月20日にロシア・ヤースヌイ宇宙基地からドニエプルロケットで打ち上げた東京大学大学院工学系研究科の2機の超小型衛星「ほどよし3号」「ほどよし4号」のうち1機。1機あたりの開発コスト3億円以下、開発期間2年未満のほどよし衛星シリーズは宇宙への敷居を下げ、新しい宇宙利用を開拓することを目的としている。
ほどよし3号は衛星内にホステッドペイロードと呼ばれる10センチ立方の機器搭載スペースを設けており、事業者が自由に利用できるさまざまなミッション機器を搭載することができる。ほどよし3号、4号は打ち上げから順調に軌道を周回しており、7月末からほどよし4号搭載の分解能6mカメラによる地球観測画像の取得が始まっている。
今回のキャンペーンは、サンリオのキャラクター、ハローキティが2014 年に誕生から40周年を迎えるにあたり開始したもの。機器搭載スペース内に高さ約4センチのハローキティのフィギュアを設置し、窓の上部にロールアップ可能な45文字を同時に表示できるディスプレイを備えている。
ハローキティ40周年スペシャルサイトにキャンペーン期間中に募集した180字以内のメッセージを毎日1メッセージ、全20メッセージ表示する。宇宙と地球を背景に、キティちゃんのフィギュアとメッセ―ジが流れる様子を静止画で撮影、連続静止画から動画に変換し、ハローキティ40 周年スペシャルサイトにて公開する。宇宙空間へキティちゃんが飛び出すのは初のこととなる。
応募および動画公開、サンプル動画はスペシャルサイトにて。
■ハローキティ40 周年スペシャルサイト
http://kitty40th.sanrio.co.jp/
第一弾「宇宙からありがとうメッセージ!」
募集期間:2014 年8 月12 日(火)12:00~8 月25 日(月)18:00
募集テーマ:宇宙から「ありがとう」をハローキティとともに伝えたいメッセージ。
発表:8 月26 日(火)~9 月8 日(月) 土・日を除く毎日1 メッセージ、計10 メッセージ。
第二弾「もし宇宙に行ったなら…?」
募集期間:2014 年8 月26 日(火)12:00~9 月8 日(月)18:00
募集テーマ:宇宙に行ったらやってみたいことをハローキティとともに伝えたいメッセージ。
発表:9 月9 日(火)~9 月24 日(水) 土・日・祝を除く毎日1 メッセージ、計10 メッセージ。