フォードの環境エンジン、「1.0エコブースト」…欧州フォードの5台に1台が搭載

エコカー 燃費
フォードの1.0エコブーストエンジン
  • フォードの1.0エコブーストエンジン
  • フォード・フォーカス(欧州仕様)
  • フォード フィエスタ

米国の自動車大手、フォードモーターの新世代環境エンジン、「エコブースト」。その最小排気量版、「1.0エコブースト」が、欧州で販売されたフォード車の5台に1台に搭載されたことが分かった。

エコブーストは、フォードモーターの新世代ガソリンエンジン。最新の直噴技術やターボチャージャーなどを採用することで、パワーと環境性能を両立する。その中でも、ダウンサイジングコンセプトを前面に押し出しているのが、シリーズ最小の1.0リットルの排気量を備えた3気筒ユニット。

最大出力は100psと125psの2種類のチューニングが存在。100ps仕様の場合、CO2排出量は109g/km。125ps仕様でも、CO2排出量は114g/kmと、クラストップレベルの優れた環境性能を実現する。

8月8日、フォードモーターは2014年上半期(1-6月)の欧州新車販売において、フォード車の5台に1台に、1.0エコブーストが搭載されたと発表。中でも主力コンパクトカーの『フォーカス』と『フィエスタ』では、顧客の3分の1が、1.0エコブーストを選択したという。

フォードモーターによると、1.0エコブーストの販売比率は、2013年上半期に対して15%増加。同社は、「1.0エコブースト搭載車が、欧州で最も売れているガソリンターボ車になった」とコメントしている。

《森脇稔》

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