フォルクスワーゲンが7月3日、欧州で発表した新型『パサート』。同車の公式映像が、ネット上で公開されている。
新型パサートでは、現行パサートに対して、ボディサイズを若干小型化。それでいて、ホイールベースの延長などにより、室内空間を拡大する。フォルクスワーゲンによると、足元と頭上空間のゆとりを引き上げ、荷室容量も増やしているという。また現行比で、車両重量は最大85kg軽量化。
さらに、新型パサートのヘッドライトは、ハロゲンまたはLEDで、オプションで「ダイナミック・ライト・アシスト」を設定。他車にまぶしさを感じさせず、路面を明るく照らすよう、走行状況に応じて自動的に照射角度を調整する。
欧州仕様のエンジンは、ガソリンとディーゼルの合計10ユニット。欧州で主流のディーゼルには、新開発エンジンを投入した。直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」の最新版は、ターボチャージャーがツイン化されるのが特徴。これにより、最大出力は240psを獲得する。最大トルクは51kgmと強力で、1750rpmの低回転域から引き出される。
このエンジンは、トランスミッションは7速DSG。駆動方式は、4WDの4モーションと組み合わせる。また、全てのエンジンにアイドリングストップとブレーキエネルギー回生システムを装備。排出ガス性能は、2014年9月に欧州で導入される「ユーロ6」に適合させた。
8世代目へとモデルチェンジしたフォルクスワーゲンの伝統モデル、パサート。全面進化の内容は、動画共有サイト経由で見ることができる。