イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリの頂点に立つ『ラ・フェラーリ』。この世界限定499台の1台を、フェラーリコレクターがちょっと粋な方法で、引き取りに現れ、話題になっている。
これは7月18日、イタリアのフェラーリ本社での出来事。英国在住のジョン・ハント氏に、待望のラ・フェラーリが引き渡された。ジョン・ハント氏は、英国の不動産王として知られ、フェラーリのコレクター。彼のコレクションに、ラ・フェラーリが加わる日が、どれほど待ち遠しかったかは、彼の行動が示している。
ジョン・ハント氏は、英国ロンドンからイタリアのモデナまで、フェラーリを自走してやって来た。しかも、友人に運転を依頼して、彼のコレクションの中から、4台の限定フェラーリを伴って登場したのだ。
その4台とは、『288GTO』、『F40』、『F50』、『エンツォ』。どれも、生産台数が限られており、フェラーリファンにとっては垂涎のモデル。
フェラーリ最新の限定車、ラ・フェラーリと対面したジョン・ハント氏、「例えば、エンツォだけでも1万6000km以上走行したけど、所有する4台には、それぞれ個性がある。この日が待ち遠しかった。ラ・フェラーリは特別な車と断言できるよ」とコメントしている。