ダイムラー決算、実質利益は12%増…2014年第2四半期

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新型メルセデスベンツ Aクラス
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ドイツの自動車大手、ダイムラーは7月23日、2014年第2四半期(4-6月)の決算を明らかにした。

同社の発表によると、メルセデスベンツなどグループ全体の売上高は、315億ユーロ(約4兆3060億円)。前年同期の297億ユーロに対して、6%のプラス。

一方、純利益は22億ユーロ(約3000億円)にとどまった。前年同期の46億ユーロに対して、52.2%減という大幅な減益となった。

大幅な減益となった大きな要因が、前年同期には、ダイムラーが保有していた防衛/航空大手のEADS の株式売却益計上という特殊要因があったため。しかし、実質的な利益を示すEBIT(利払い・税引き前利益)は第2四半期、25億ユーロ(約3420億円)。前年同期に対して、12%増えている。

また、2014年第2四半期の世界新車販売は、62万8900台。前年同期比は4%増だった。このうち、メルセデスベンツ乗用車部門は、41万8700台を売り上げ、前年同期比は3%の伸び。とくに米国と中国の販売が好調だった。

ダイムラー取締役会のディーター・ツェッチェ会長は、「収益性が増し、成長戦略が実を結んだ。商品ラインナップの強化などにより、将来に明るい見通しが持てる」と述べている。

《森脇稔》

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