米国の自動車最大手、GMは7月16日、米国IIHS(高速道路安全保険協会)から、GMの中古車12車種が、「10代後半のドライバーに勧められる安全な車」に指定されたと発表した。
IIHSが、「10代後半のドライバーに勧められる安全な車」リストを公表したのには、理由がある。運転免許を取得したばかりの10代後半のドライバーに車を買い与える親が、中古車選択の際の参考にするためだ。IIHSによると、この種のリストを発表するのは、今回が初めてという。
米国の電話会社の調査によると、10代後半のドライバーを持つ親の83%が、子どもの最初のマイカーに中古車を購入したと回答。そこでIIHSでは、2万ドル(約200万円)以下、1万ドル(約100万円)以下、の2つのカテゴリーで、10代後半のドライバーに勧められる安全な車をリストアップした。
GM車からは、2万ドル(約200万円)以下の部門で、シボレー『マリブ』(2010年モデル)、ビュイック『リーガル』(2011年モデル)、GMC『テレーン』(2010年モデルなど、9車種が選出。
1万ドル(約100万円)以下の部門では、サターン『オーラ』(2009年モデル以降)、サーブ『9-3』(2005年モデル以降)など、3車種が選ばれた。
GM北米部門のアラン・ベイティ社長は、「IIHSの推奨リストは、若いドライバーの安全で手頃な価格の移動手段選びの助けになるだろう」と語っている。