米国の自動車最大手、GM。かつて同社の傘下にあったスウェーデンのサーブ車について、米国でリコール(回収・無償修理)が実施される。
これは7月14日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。「GMから、サーブ『9-3カブリオレ』のリコールの届け出を受けた」と発表している。
今回のリコールは、シートベルトの不具合が原因。GMによると、サーブ9-3カブリオレの運転席シートベルト・リトラクターに破損の可能性があり、その場合、シートベルトが万一の際、安全機能を果たさない恐れがあるという。
リコールの対象になるのは、2004-2011年モデルのサーブ9-3カブリオレ。米国で販売されたおよそ3万台が、リコールに該当する。
GMは、対象車を保有する顧客に通知。運転席シートベルト・リトラクターを無償交換するリコール作業を行うとしている。