日産自動車の米国法人、北米日産は7月9日、車体にセルフクリーニング機能を備えた『リーフ』のプロトタイプ車を初公開した。
この技術は、英国にある日産の欧州テクニカルセンターが研究開発を進めてきたもの。2014年春、この技術を採用したプロトタイプ車の『ノート』を初公開。今回、米国仕様のリーフにも、この技術を応用。プロトタイプ車を初公開した。
セルフクリーニング機能を備えたナノ塗装技術は、もともと米国のウルトラテック・インターナショナル社が開発。「ウルトラ・エバー・ドライ」と命名されたナノ技術による超撥水コーティングを、車体表面に施しているのが特徴。
このウルトラ・エバー・ドライが、ボディに泥などが付着するのを防ぐ。つまり、洗車する必要がない「セルフクリーニングカー」というわけ。
北米日産は、「現時点では日産車に標準採用する計画はない。しかし、将来のアフターマーケット・オプションとして、導入を検討していく」とコメントしている。