BMWグループのMINIは7月17日、オランダのVDLネッドカー(以下、ネッドカー)のボルン工場が、新型MINI『ハッチバック』の受託生産を開始したと発表した。
ネッドカーは1967年、オランダに設立。1990年代にはボルボカーズと三菱自動車、オランダ政府の合弁会社となり、ボルボ『S40』/『V40』、三菱『カリスマ』を組み立てていた。2001年、ボルボカーズが資本撤収した後は、三菱『コルト』を2004年から生産。その兄弟車のスマート『フォーフォー』も同工場製。
新型MINIハッチバックは2013年11月、MINIの英国オックスフォード工場で生産開始。しかし、世界的に需要が伸び、同工場がフル生産状態になった。そこで、ネッドカーに新型MINIハッチバックの生産の一部を委託し、供給量を増やす。
7月17日、ネッドカーのオランダ・ボルン工場では、新型MINIハッチバックの受託生産第一号車がラインオフ。BMWグループによると、MINIがオランダで量産を行う唯一の自動車メーカーになるという。
BMWグループのAndreas Wendt氏は、「新型MINIハッチバックの生産を、オックスフォードとボルンに分けることは、我々のグローバル生産ネットワークに、さらなる余裕をもたらすだろう」とコメントしている。