東京都港湾局は、4月から5月にかけて公募した臨海副都心青海K区画の暫定利用事業予定者にビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)が決定したと発表した。
港湾局では、臨海副都心のMICE(企業などの会議)・国際観光拠点化の推進に寄与するとともに、国際的な集客力が見込まれる体験型展示や文化施設を公募していた。
BMWジャパンは、同社で世界初となる全車種展示、試乗、販売を行う施設を設けるほか、無料の試乗コースの設置、全世界のBMWグループのディーラーの研修旅行先としても活用。誰でも気軽に訪れることができる開放的な施設デザインとする。
土地の貸付面積は2万7198平方メートルで、年間250万人の集客を見込んでいる。運営期間は2015年11月から10年間を想定している。
港湾局では、国際会議への対応が可能なホールの設置や、世界中の自社グループ社員のインセンティブトラベルなどにより外国人来訪者を自ら呼び込むなど、MICE施設としても多くの集客が見込まれることや、自動車の販売に特化することなく、自動車の全車種展示や気軽に試乗体験ができるなど、参加・体験型の事業内容となっており、多くの集客が期待できることを評価した。