フォード、5列シート用のエアバッグを実用化…自動車メーカー初

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フォードモーターが実用化した5列シート用のエアバッグ
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米国の自動車大手、フォードモーターは6月26日、自動車メーカーとして初めて、5列シート用のエアバッグを実用化したと発表した。

この5列シートエアバッグは、2015年モデルのフォード『トランジット』用に開発したもの。トランジットは同社の主力商用車のひとつ。その5列シート、15名乗り仕様のサイドカーテンエアバッグとして、開発された。

5列シートエアバッグは、側面からの衝突や、横転などの事故の際、全ての乗員の頭や首を保護する役割を果たす。車両が大きな衝撃を感知すると、一瞬でサイドカーテンエアバッグが展開。展開時のエアバッグの大きさは、長さ約4.5m、高さ約0.9mという巨大さ。容量は120リットル。

これをフォードの主力セダン、『フュージョン』のサイドカーテンエアバッグと比較すると、フュージョンの場合、エアバッグ展開時の大きさは、長さ約2m、高さ約0.6m、容量42リットル。

フォードモーターの安全装備開発担当、セアン・ウエスト氏は、「フォード車で最大の大きさの1台、トランジットの乗員を高いレベルで守る先進技術。安全面で他社をリードすることを誇りに思う」と語っている。

《森脇稔》

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