国土交通省中部地方整備局、名古屋港湾事務所は、海洋環境整備船『白龍』が航行不能となっていたプレジャーボートを救出したと発表した。
古屋港湾事務所所属の同船は6月3日、14時35分頃、愛知県南知多郡南知多町内海沖を航行していた際、同海域でプロペラにビニールシートが絡まり航行不能となっていたプレジャーボートを発見、中部空港海上保安航空基地へ通報した。同時に、中部空港付近の安全な海域まで同船を曳航し、同基地所属の救命艇へ引き渡した。
当時、視界良好であったものの、伊勢湾内は大型船などの航行も多く、白龍に発見されないまま夜間となった場合、人命への危険も予想されたことから、乗組員一同は6月24日に名古屋海上保安部長から感謝状を受領した。
白龍は過去に、1991年の野間崎灯台沖流出油除去、2011年の東日本大震災後の漂流物回収で、感謝状を受領している。