WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)は6月19日、2015年のWTCCの開催地に、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースを加えると発表した。
ドイツ・ニュルブルクリンク北コースは、1周20.832km。荒れた路面に狭いコース幅、次々に出現するブラインドコーナーなど、世界一タフなコースとして知られ、自動車メーカーが開発テストを行う場所としても有名。
今回、WTCCは、ニュルブルクリンク24時間耐久レースの記者会見に合わせて、2015年にニュルブルクリンク北コースでWTCCを開催すると発表。ニュルブルクリンク北コースでFIAの世界選手権レースが開催されるのは、1983年の世界スポーツカー選手権第3戦、「ADAC 1000km」以来、30年ぶり。
また、ドイツでWTCCが行われるのは、2005-2011年のオッシャースレーベン以来、3年ぶり。ニュルブルクリンク北コースでのWTCC開催は、2015-2017年の3年契約となる。
なお、WTCCでは通常、1サーキットで60kmのレースを2回行う。しかし、2015年に加わるニュルブルクリンクでは、1周約25kmのグランプリサーキットと1周約21kmの北コースを合わせて、120kmのシングルレース(1回のピットストップを含む)で競う方式への修正を、FIA(国際自動車連盟)に申請する方針。