米国の大手調査会社、JDパワー社は6月19日、「2014年米国自動車初期品質調査」の結果を公表した。MAV(ライトトラック=SUV、ピックアップトラック、ミニバン)カテゴリーのランキングでは、GMが全12部門中、最多の4部門で首位を獲得している。この調査は、今年で28回目。2014年モデルを新車で購入またはリースした顧客を対象に、納車から90日後の初期品質について調査した。質問項目は、製造不具合や設計不具合など合計233項目。調査は今年2-5月にかけて行われ、8万6000人以上から回答を得た。MAVカテゴリーの各部門ベスト3は、以下の通り。スモールSUV1. ビュイック『アンコール』1. キア『スポーテージ』1. 日産『ジューク』※全て同率コンパクトSUV1. GMC『テレーン』2. シボレー『エクイノックス』3. トヨタ『FJクルーザー』コンパクトプレミアムSUV1. インフィニティ『QX50』(日本名:日産『スカイラインクロスオーバー』)2. BMW『X3』3. アウディ『Q5』コンパクトMPV1. マツダ『プレマシー』2. キア『ソウル』3. フォード『C-MAX』ミッドサイズSUV1. フォード『エッジ』2. ヒュンダイ『サンタフェ』2. 日産『ムラーノ』※同率ミッドサイズプレミアムSUV1. リンカーン『MKX』2. ポルシェ『カイエン』3. インフィニティ『QX70』(旧『FX』)ミッドサイズピックアップ1. ホンダ『リッジライン』2. 日産『フロンティア』2. トヨタ『タコマ』※同率ミニバン1. クライスラー『タウン&カントリー』2. トヨタ『シエナ』3. ダッジ『グランドキャラバン』ラージSUV1. シボレー『サバーバン』1 . GMC『ユーコン』※同率2. シボレー『タホ』ラージプレミアムSUV1. インフィニティ『QX80』(旧『QX56』)2. キャデラック『エスカレード』ラージピックアップ(ライトデューティ)1. フォード『F-150』2.トヨタ『タンドラ』3. ラム『1500』ラージピックアップ(ヘビーデューティ)1 シボレー『シルバラードHD』2. GMC『シエラHD』GMがシボレー、ビュイック、GMCの各ブランドを合わせて、全12部門中4部門で首位を獲得。スモールSUV部門のビュイック『アンコール』、コンパクトSUV部門のGMC『テレーン』、ラージSUV部門のシボレー『サバーバン』/GMC『ユーコン』、ラージピックアップ(ヘビーデューティ)部門のシボレー『シルバラードHD』となる。これに次いだのは、フォードモーターで、3部門で首位。ミッドサイズSUV部門のフォード『エッジ』、ミッドサイズプレミアムSUV部門のリンカーン『MKX』、ラージピックアップ(ライトデューティ)部門のフォード『F-150』。また、日産/インフィニティも3部門で首位。スモールSUV部門の日産『ジューク』、コンパクトプレミアムSUV部門のインフィニティ『QX50』(日本名:日産『スカイラインクロスオーバー』)、ラージプレミアムSUV部門のインフィニティ『QX80』(旧『QX56』)が、部門別の第1位に選ばれている。