ホンダの米国法人、アメリカンホンダは6月9日、最新の『シビック・ナチュラルガス』が、米ロサンゼルス当局から、朝夕の通勤時間帯の1名乗車での優先レーン走行を許可されたと発表した。
カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のフリーウェイでは、朝夕の通勤渋滞を緩和する目的で、HOVレーン(相乗り車用の優先レーン)を設けている。
しかし、例外として、主にEVやハイブリッド車などの環境対応車は、このHOVレーンを1名乗車でも走行可能。車両には、HOVレーンの通行を許可されたことを示すステッカーを貼る必要がある。
6月9日、アメリカンホンダは最新型のシビック・ナチュラルガスが、米ロサンゼルス当局から、HOVレーンの1名乗車での走行を許可されたと発表。シビック・ナチュラルガスは、米国仕様の『シビック』をベースした天然ガス車。
ホンダは米国で、天然ガス車の販売に力を入れており、現行シビックは、5世代目の天然ガス車。米国では同車が、メーカーの生産ラインで組み立てられる唯一の天然ガス車でもある。
同車の米国EPA(環境保護局)複合燃費は、約13.2km/リットル。現地では天然ガスの価格は、ガソリンよりも安い。アメリカンホンダは、「ガソリン比で燃料代が最大40%削減できる」と説明している。